

特許工法
Patent
開発経緯 | 九州・福岡 | 耐震ログハウスキット | ログシェルター
開発経緯
history










阪神・淡路大震災をきっかけに、
人命・家財を守る建築を目指して
1995年、阪神・淡路大震災。その甚大な被害に日本中が呆然とし、自然の驚異・強大な力をまざまざと見せつけられた日。建物や高速道路の倒壊、一面を火が多い尽くす大火。被災された方々はもちろんのこと、日本中が、わが国が地震大国であることや震災に強い建築 物や対策の必要性について改めて考えさせられる出来事でした。私たちは建築設計事務所として何ができるのか、人命や家財を守るためにもっとできることはないのかと、地震に強い建築構造の研究をスタートしました。
ログハウスの耐震特性に注目
耐震耐火・カスタマイズに優れた工法開発へ
その中で、ログハウスが頑丈な木組で造る事で地震の衝撃にも動じない力強さを持っているという耐震特性に注目しヒントを得ます。また、地震とともに被害を大きくした火事への対策の必要性も強く感じており、柱の耐火性能強化を目指しました。
独自の壁面構造材「LS工法」で特許取得
(特許第2583157号)
研究を重ねた結果、強度を維持でき、火事になっても表面 が炭化する事で柱の芯まで火が届かず延焼や倒壊を防ぐ耐火性能を兼ね備えた、全く新しい工法「LS (Log-Shelter)工法」の開発に至りました。2007年、柱とジョイントをつなぐ独自の工法で特許を取得。耐震試験や国交省認定防火試験をクリアし、その強さを証明したLS工法の家づくりは、大型物件はもちろん二階建てや、曲線のある住宅など様々な可能性を示していきました。
国産木材で日本人の生活を守りたい
メイクファクトリーは国産木材にこだわります。私たち日本人の生活は木とともにあります。統計によると、国土の68%は森林でこの数値は、フィンランドに次いで世界第2位の森林率なのです。現代の建築では、こんなに私たちの身近にある木を利用せず、そのほとんどを安い外材に頼っているのが現状なのです。日本の風土で育った日本人に最も適した建材に囲まれた空間で暮らす。やさしい木の香りが漂う中心も体も癒され浄化され、生きる活力を与えてくれる、Log-Shelterはそんな暮らしを追求しました。
LS 工法を活用した商品開発・販売へ
国産材を使ったログハウスキットを中心に、福祉住宅、福祉器具、ガレージ、エクステリア備品等を開発、販売をスタート。LS工法をより多くの生活シーン、公共シーンに普及するため、展示場なども設置しています。
熊本地震、仮設住宅にLS工法運用
二度の震度7という誰もが経験したことのない大地震、“平成28年熊本地震”が発生したこの年。熊本、福岡に事務所を置く当社としても大きなショックを受けました。それと同時に、人が避難先を求めて恐怖に震える夜を過ごす姿に、Log-Shelter開発のきっかけである「人命と家財を守る」というミッションが当社の使命に思えるほどでした。LS工法で造られる建築物は耐震性により、有事の際のシェルターとしての役割も果たすのです。実際に、熊本地震では、人道支援の一環として仮設住宅でのLS工法運用を行いました。
株式会社メイクファクトリー 福岡本社設立
バイクガレージにLS工法を。
「LS-Garage」「LS-Cabin」の販売スタート
メイクファクトリーでは、そんなLS工法を小スペースのガレージやキャビンとして、提案することで、より家財をしっかりと保管できると考えました。特に高価でデリケートで愛着あるバイクに着目。耐震耐火性に優れ、バイクへの保管ダメージを軽減できる「LS-Garage」、さらに日本人に安らぎをもたらす国産木材の魅力を活かす、オリジナル小空間としての「LS-Cabin」の開発を始めました。バイクガレージとして、趣味空間として、店舗利用として、有事の際は耐震シェルターとして多目的に活用できる建物です。国産木材使用のLSシリーズが、工業製品であふれた時代に少しでもストレスのない生き方を、そしていざという時の安心のスペースとしてご提供できるお手伝いができればと願っています。
1955
2007
2013
2015
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